FF14のFC運営をひたすら考えるブログ

FC運営にリーダーシップは必要なのか

しおんず
しおんず

しおんずです。

ここの所、FCメンバー募集のために活動時間を割いておりましたので、更新が遅れてしまい申し訳ないです…。

さて先日、とある記事がTwitterトレンドに上がりましたが、ご覧になった方はいますでしょうか?

内容は、「オンラインゲームのチームが、固定メンバーとの活動の中で絆が歪み、最終的にお互いをブロックする形での解散になってしまった」…というお話でした。文脈・その他情報から見て、FF14の零式以上の高難易度コンテンツにまつわるお話だろう、ということで、FF14界隈では話題になっているようです。

今回はこの件を引き出しとして、FCにおけるリーダーシップの重要性・コミュニティの雰囲気作りについて考察していきます。

※今回の記事については、元記事の内容についてやや読み取れない状況・信ぴょう性に欠ける部分を感じているため、元記事の引用を避けております。読んでいなくても当記事の内容には問題ない構成を心がけておりますので、読了後に該当記事を探して頂ければ幸いです。

件のチームにおける崩壊はなぜ起こったのか

少し踏み込んだ説明をしますと、件のチームで崩壊のトリガーになったのは「特定の誰かが足を引っ張っている」という懸念が、明るみになったことだったようです。特に、シビアな操作技術・知識が必要とされるコンテンツだからと、少しでも険悪なものにならないよう雰囲気作りを頑張っていたプレイヤーさんこそがその「足を引っ張っている人」だったというのが、周りにも大きな影響を与えてしまっていた様子でした。

また、その懸念を明るみにした方法が「コンテンツクリアを目標としたために、無断で調査を行った」ということも、メンバー間の疑心を煽ってしまったように見えました。結果、「そうやってメンバーを疑う人がいるようであればこのチームは今後が見えないので、自分は抜けます」という人が現れ、最終的にメンバー同士でブロックし合う形での解散となったのだそうです。

ただ、まぁ、色々と指摘したい点はままあるのですが、一番ビックリしたのが…

最初に抜けたのが「そのチームのリーダー」だったそうです。

ヒルディブランドもビックリですよあなた

個人的には信じたくないと言いますか、それこそが元記事について疑問のある部分なんですが…
このリーダーは「何を以てリーダーだったのか?」という要素について突っ込まざるを得ないのが、個人的な見解でした。

しかし残念ながら、これはFCマスターについても(形こそ違えど)稀に見かけるシーンでもありますので、この点を今回の考察対象にしたいなと。

「リーダーシップがある人」が「リーダー」になっているとは限らない

FC設立後とかでも比較的起こり得ると思うんですが、組織トップがいきなり脱落してその他のメンバーが対応できず、空中分解する組織ってありますよね。

こういった事例を目の前にして、僕らがくれぐれも覚えておかなければならないのは、あらゆる組織において「リーダーシップがある人が、その時点でリーダーであるとは限らない」という点です。

以前の記事でも書きましたが、

「誰かとの繋がりを僅かでも感じていたい」
「つながることの安心感」

というのを「目に見える形にしたい」と一歩踏み出した人たちが、仕組み上組織のトップに最も近いというだけであって、結成したその時点で別に「リーダーシップ」は必要ないわけです。

件のチームにおいても、そのリーダーさんがどのような働きかけをされていたのかが詳しく描写されていないため、深く言及することは出来かねますが、もし仮に「足を引っ張っていたその人」がチームのリーダーだったなら、また別の結果になっていたのではないかと思われます。

件の記事中、そのプレイヤーさんは「チームの雰囲気を上手く保ち、周りからも『この人がいてくれてよかった』という評価を得るまでの存在だった」ことが描かれていました。しかもそのプレイヤーさん以外はクリアに必要な水準を満たしていた、と振り返られており、当初抱えていたであろう「このメンバーでこのコンテンツをクリアする」ためのヒントは揃いかけていた、と言えるのではないかなと。

しかし結果としては、(「このメンバーで」という)一番その点に拘るべきだったであろう人、リーダーその人がチームを去ってしまった。

こういったことが起こった時、オンラインであれば「じゃあ今から色々補充とかも大変だから、別のチームを探した方が早い」となるので、瓦解を止めることが出来ないのも当然であります。

かたや、現実社会においてはもっと複雑なしがらみがあるため、ある種の踏ん張りが生まれます。多くの場合、それをもたらしているのは「残ったメンバーでどうにかしないと」という、「責任感」ですね。この点についても触れておきましょう。

殆どの場合において、「責任感」は後天的に生まれる

とかく、FF14におけるコミュニティの殆どはよそのチーム・コミュニティ所属であっても成立するコンテンツへの挑戦」のために設立されるものですので、組織の管理サイドにはその点を踏まえた組織運営が求められます。

そうした組織運営において(もちろんFC運営においてもそうなのですが)自然と求められるのが「その組織・メンバーへの責任を果たすこと」であり、多くのマスターさんがこれを理由に悩まれるのもまた然り。

ただ、この「責任感」というものは、初めから性格上「責任感の強い人」が持っているものではなく、後から形成されていくものだと思っていまして、

・その組織に対する貢献度
・その組織にかけてきた時間
・その組織に見出した意義

これらの掛け算で生まれるものだと考えています。

FCマスターは「設立者」になる都合上、「かけてきた時間」が他メンバーよりも自動的に大きくなります。従って自然と責任感が生まれていくようになっている、というわけです。

以前の記事で「マスターさんを観察してみると、ある程度パターンが見えてくる」というような記事を書きました。

これも、マスターさんの日頃の様子を観察することで、
「貢献度」…メンバーに対してどのような働きかけをしているのか
「時間」…FC運営にどれくらいの活動時間を当てているのか
「意義」…そのFCにいるとどういう価値が生まれるのか

この辺りの要素が見えるよね、といったお話に繋がって参ります。

で、必然的にマスターって「責任感がある人」っていう無意識のイメージがついちゃうものなので、「マスターの不在・脱退」がトリガーになって、前述の固定チームのように瓦解するパターンが起こってしまう…ということですね。どんなに良いメンバーが揃っていても、シンボル的存在が無くなってしまえば、その組織に拘る理由もなくなってしまうのが、その理由です。

ですが、先ほど述べた通り、「責任感」は後天的に形成されていくものです。

コンテンツファインダーで出会っただけの若葉さんに「この人を倒れさせるわけにはいかない!」と張り切れるプレイヤーさんは決して多くないように、ふつう、人が人にエネルギーを向けられるポイントというのは限られています。その組織に向けられるエネルギーが大きければ大きい程、愛着(同時に責任感も)が湧いていくものなのです。

マスターさんの立場であれば、
「たくさんの人が来てくれているから、皆を楽しませるようにしたいなぁ」と考える方が多いでしょうし、また一方でメンバーさんであれば
「このメンバーのおかげで楽しく過ごせているから、自分も誰かをそうさせたいなぁ」と思う人も多いと思います。

どちらもゼロベースでは生まれない感情です。

運営されているFCが「皆と楽しく遊ぶ」という要素を持って設立されているのでしたら、この部分をお互いに刺激し合える環境作りをしていくのが、ひいてはメンバーの定着率に繋がっていくのではないかな、と思っております。

勧誘活動中の一コマ 今回の募集は殆ど1期生のメンバーが頑張ってくれています。感謝

FC運営に本当に必要なのは「観察力」

さて、FC運営においてリーダーシップは必要か?という冒頭の問いについてですが、

FC運営に限れば、個人的にはそこまで必要なものでは無いかな、というように考えています。

もちろん、「このメンバーで何かを成し遂げたい!」という強い考えがあれば変わってきますが、「リーダーシップ」というのは、広義的に言えば「目標達成に向けてメンバーや組織を導く行動力」なのだそうです。

しかしながらFC活動というのは、目標を設定すること自体がある意味で難しいものでもあります。特に、短期的な活動についてこそ「メンバーの団結を深める」とか「遊びに行けるコンテンツを増やす」とかで目標設定が出来ますが、中長期的な目標設定が難しいのです。

ですので、僕がコミュニティ運営の上で心掛けていることは

・メンバーをよく観察して、問題点・課題点を早めに見つける

・問題点を発見しやすい環境作りをする

この2点を意識しております。

前者については、短期的な目標を継続して発生させやすくするための行動ですね。ストーリーの進捗・チャットでの言葉遣い・ログイン/アウトの大まかな時間など、各プレイヤーごとに大まかに把握するように努め、全体を通して気になる点が出てきたら、それに合わせた行動をとるようにしております。

後者については、「メンバーへのヒアリングをしやすくする」というのが適切でしょうか。自分一人で全てを把握するのは難しいため、

①そもそも問題が起こりにくいようにする(進行度の近いメンバーをまとめる等)
②自分以外の人にも相談しやすくする(同時期に加入したメンバーに、「同期」の意識付けを行う等)
③FCチャットやTELLで済ませるのではなく、なるべくエモを交えたコミュニケーションが取りやすくする(メンバーの、FCハウスへの意識付けを高める等)

こういったことを心がけて接するようにしています。

この辺は組織構造を考えて運営しているFCさんであれば、何かしらの形で同じような視点を導入しているのではないかと思いますが、要するに「仕組み化」できる部分な訳です。どんな人が運営サイドに入っても、あるいはどんなプレイヤーが自分たちのFCに入ってきても、仕組み化できていれば全員が同じように対応可能です。この点を意識しておくと、運営も少し楽になっていくのではないかなと思います。

そしてその「仕組み化」を行うにあたって必要なのが「観察力」ですね。無用のルールや、不要なシステムを作ってしまうと、メンバーに息苦しさを与えてしまいます。かといって、これといった基本の運営パターンが無いというのもまた面倒だったりするものです。メンバーとの交流をしっかり行う事(特にチャットがメインのコミュニケーションツールなので、チャットを打たないと大体のことは伝わりません)を心がけましょう。

まとめ:どちらかというと「マネジメント」力の方が大事かもしれない

ところで、この記事を書きながら、1つ面白いことを知ったのですが、

「リーダーシップ」と「マネジメント」は違うものなんだそうです。
(※興味がある方はこちらの記事(外部サイト)をご参照ください→リーダーシップとは何か?求められる資質とマネジメントとの違い

これ、意外とはき違えている人多いんじゃないでしょうか?(僕も書きながら知りましたw)上記のサイトから引用すると、

マネジメントの定義:目標・目的達成のための手段を定め、管理すること

とあります。FCごとに大まかなコンセプトは在って然るべき(というか、設立時点で大体決まってると思います)ですが、それに沿った活動を行うにあたって、計画性のある活動を取れるかどうか?というのが、FCに一番必要なものじゃないかな、と感じました。

件の記事ではまとめとして「問題解決方法は問題が起こる前に決めておくべき」という結びになっていましたが、ことFCに関して言えば、(明確なコンテンツの取組みが無い限り)どんな問題が起こり得るか想定が難しいものです。

エタバンがきっかけで人間関係のもつれが出たとか、希望するコンテンツにギャップが生まれたとか、想定外の方向から発生してくるトラブルも多いので…

そういった部分を出来るだけクリアにするために、自分たちのFCコンセプトを正しく理解しているプレイヤーさん(例えばサブマスさん等)をしっかり確保しておくこと、そしてそのプレイヤーさんが「マネジメント力」に長けた人であれば、なお一層安定したFC運営に繋がるんじゃないかなぁと思います。リーダー1人で出来れば勿論問題はありませんが、サブマスさんを置かないにしても、「コンセプトを理解している人」を増やすための試みは、積極採用していくべきかもしれません。

1期生が2期生に面接をしている所らしいです(質問内容は大した内容ではなかった)

…と、いった所で今回はここまで。

固定メンバーとの活動と、FCでの活動って、パッと見は同じ「いつメン」の集まりに見える(初心者さんとかであれば特にそうでしょう)んですが、組織化のスタート地点が違うので上手くかみ合わない部分も多いんですよねw(故に落し所が定まらず…この記事自体が書きあげるのめちゃめちゃ大変でした)

ただ、FCメンバー募集にしろ、固定メンバー募集にしろ、例えば「旬を過ぎたコンテンツ」に協力してくれる人を見つけるのって結構大変です。「そこに集った」、という縁をもっと活かせるエオルゼアであってほしいな、と思う次第です。

さて、次回は(恐らく)本記事中でも出てきた「サブマス」さんの是非についてを考察予定です。お楽しみに~(FCメンバー募集もそろそろ落ち着くかなと思いを馳せつつ…)

それでは!
しおんず
  • MMORPG「FinalFantasy14」における「フリーカンパニー」の運営について考察しています。GaiaDC・ValeforサーバーのFC「光のお隣さん」マスターにして「光のお隣さん計画」発起人。FC所属を通して、FF14を息の長いコンテンツにしていくための情報を発信していきます!

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