FF14 フリーカンパニーのススメ

休止メンバーが多いのは善か?悪か?

しおんずです。

パッチ追加前のこの時期は何となくマンネリしてしまう…そんなプレイヤーさん、いらっしゃいますでしょうか? FCメンバーとの活動は、そんなマンネリ期間を吹っ飛ばしてくれる有意義な活動、のはずなんですが…

困ったことに、何をしようにも人が足りない。 リストを見ると…いつものメンバーがもう何日もINしていない!いわゆる休止状態になっている…そんな経験をした方、数多いかと思いますw

さて、FCの死活問題たりえるこの「休止メンバー問題」、心構えとして持っておくべきポイントが沢山あるかと思いますので、今回の考察テーマはこちらについてでございます。

休止の理由は様々だから、誰にでもあり得る

まず前提として「休止」は誰にでも起こりうる・咎められるべきではないことを念頭に置いて、この話を進めてまいります。
そもそもプレイヤーさんが休止に至る理由は何でしょうか…そこから整理してみましょう。

〇身体的都合や家庭環境の関係で継続できない
体調を崩した、プレイ環境から離れる必要が出た、など

〇精神的に継続できない
やりたいことが無い、楽しくない、嫌いな人と会いたくない、など

〇金銭的・物理的に継続できない
課金切れ、引越し、ネット回線の一時的断絶、使用機器の故障など

おおむねこの辺りの理由になるかと思います。
いずれにおいても、残されたメンバーが休止するメンバーに対して出来ることは限定的ですので、休止する場合はなるべく理由を周りに教えてあげる方が何かとスマートかな、と思います。

問題は「精神的に継続出来ないパターン」の人ですね。 これに関しては唯一、単純な時間経過で解決することが難しい問題かと見ています。(例えば新パッチが出るまで休止する…という人は「新パッチのコンテンツ」に興味があるから復帰するのであって、興味のないコンテンツであれば休止撤回の理由にはなり得ませんよね。いついつまでに他ゲーを消化したい、というスケジュールの問題であればまた話は変わりますが…w)

人間は飽きっぽい生き物なので、時には人間関係にすら飽きを見せることがあります。同じゲームで2年も3年も遊び続けられること自体が貴重な能力である、ということを念頭に置いて過ごすように心がけたいですね。

ゲームにインしてても「特に何もしない」というのも、楽しみ方の1つではあります

FCに所属している間の「休止」をどう扱うべきか

さて、ここからちょっと話がややこしくなるのですが…
休止しているFCメンバーの扱いってどうすべきなのか?ということ、考えてしまう方は多いと思います。

これ…難しい問題ですよねw 例えば、新人さんにとっては「1度も見たことないけど…FCメンバーリストに乗ってるこの人誰やろ?」という存在になるわけですから、新人さんにわかりやすいFCを目指すのであれば、長期休止メンバーは切った方が良いのでは…などと考えることかと思います。

それから、たまに見かける他所のFCさんのルールとして、 「〇〇日間ログインが無ければ一旦除名し、復帰後に要望があれば再度加入を受け付ける」 というものがありますね。こうしたルールは一見すると確かに合理的で、「加入前にお話しましたよね」が通用するので、運営上・精神衛生上ひじょーに楽でもありますw

ここで、FC加入検討中の方・休止するメンバー・運営サイド、それぞれの観点からこの問題を見るにあたって、意識して頂けると良いなと思うことを綴りますね。

休止メンバーが多いFCに不安を感じている方へ

FC選びに置いて、「既存メンバーの休止状況や人数」は経験上「あまりアテにすべきでない情報」です。殆どの場合、FCは(あなた自身も含めて)メンバー側に所属の自由を決める権利があります。この為「休止メンバーが多い」FCさんにおいて、「休止」の枠になっている人は「FCメンバーとの関わり以外の理由で休止になっている」ケースが殆どです(合わなければ脱退すれば良いだけなので…w 休止の理由をよく知らないメンバーさんも多いことでしょう)。

唯一の例外は「マスターさんが代替わりしている」ケースの場合です。過去記事でも取り扱いましたね。

例えば、現在のマスターさんの方針とは合わないが、今休止している先代マスターの事を思うと脱退できずにいる…というパターンのプレイヤーさんが居る場合があります。こういったケースの場合、当たり前ですが新人さんにとっては全く関係の無い話なのですから、そういった事例が明らかになって初めて検討する事案も出てくるかと思います。

それから、(初めてFC所属を検討している)若葉さんの場合は特に「アクティブメンバーのに拘るFCさんには注意しましょう。
これはつまり、「休止中のメンバーがやたら少ない」という目に見える形で現れます。イン率を気にする余り、休止のメンバーを切って「リスト上のアクティブ率が高く見える」状態になっているわけですね(余談ですが…体感上、新生コンテンツをクリアしないまま休止に入る初心者さんというのは基本的に「戻ってこない」ので、マスターさん判断で除名されているケースが多いです。問題は、それ以外のプレイヤーさんが休止している数が妙に少ない、というケースの話をしています。)

勿論とけ込めれば問題はありませんが、例えば「ログインしないとFC除名されちゃうから…」などといった理由で、FC内のルールにガチガチに縛られてしまい、遊び方の幅を狭めてしまっては本末転倒です。考慮するなら「アクティブメンバーのですので、間違えないようにしましょう。

たとえ話ですが、リスト上のメンバーが8名で、アクティブ率90%のFCさんと、リスト上のメンバーが80名で、アクティブ率30%のFCさんを比較したときに、どちらがより気楽に所属できるか…という話ですね。一概には言えないとお考えの人も多いでしょうが、基本的に「人が多い方が遊びやすい」のです。これは感情論を抜きにして当たり前の感覚なので、それ自体は認識として持っておくべきかと思います。

休止しようかと迷っている人へ

休止を考えているメンバーさんはなるべく周りに伝えておくように…とは先程述べましたが、所属歴の長いFCであるなら、あなたのことを心配しているメンバーは必ず居る筈です。可能であれば、ゲーム外での交流手段を1つ残しておくといいかもしれません。

但し、ロドストは残念ながらこの場合不向きです(課金が切れると機能制限がかかってしまうため)推奨する訳ではありませんが、Twitterなどを活用するのも一つの方法ですね。(TwitterはTwitterで「あの人FCほったらかして別ゲーやってるじゃん」なんて人も出てくるので、一長一短ではありますが)

ミソなのは、休止しているプレイヤーさんが「ただリスト上カウントされているメンバー」という認識では無く、「自分と同じ楽しさを求めているプレイヤーさんの1人」であることを、認識する・させることが重要です。マスターさんと相談し、信頼関係をベースに置いた休止を取るのであれば、メンバーは暖かく迎えてくれますので、その点を忘れずにいて頂きたいですね。

それから1つ、休止する前に、復帰しやすくするためのコツは「しばらく別ゲームに行ってきます」とか「ちょっと課金止めますがいずれ戻ります」など、何かしらの挨拶をしておくことです。無言での休止は周りにも無用な心配を与えることはそうですが、休止しているプレイヤーさん本人が戻りにくさを感じてしまうのが大きいため、こうした根回しをしておくと気兼ねなく休止できるかと思います。要するに「ただいま」と言いやすい状況を作っておきましょう、ということです。

休止メンバーに悩むFC運営サイドの皆さんへ

運営サイドについて、ゆめゆめ忘れないで頂きたいのは「休止メンバーの数は、悩むべき事案では無い」ということです。だって、先にも述べた通り、インしていないメンバーに対して出来ることは多くはないのですから。休止していようが、イン率が高かろうが、等しくメンバーを大事にした活動を心がけること、これを第1に置いた運営を心掛けましょう(お互いにね…w)

その上で、やはり大事にすべきは「いま、そのFCで精力的に活動してくれているメンバー」であり、その人達がいま何に関心を持っているのか、何を遊んでいるのか、何に困っているのか、これらを把握することに努めましょう。組織というものは変化するものであり、ルールは「そこに集う人たちのため」にあるべきです。

それから、特に若葉のプレイヤーさんを抱えているFCさんについてなんですが…よくやりがちなこととして、FF14のプレイヤーは良くも悪くも「教えたがり」「構いたがり」な所がありますw
これ、気をつけましょう。FCメンバーの振舞いで休止を誘発する唯一の可能性として、「メンバーは優しいけど、それが重たいと感じてしまう」パターンがあります。誰が悪いという訳でもないので、傷つけないためにフェードアウトしていく…という形での休止も、僅かながら存在するんですよね。

考えてみましょう。彼らの殆どは
・「募集日記を見て」
・「シャウトを見かけて」
・「Twitterでの募集を見て」
そうして 自発的に「興味があります」と声をかけて来られたはずです。自分がどうしたいのかは自分で決められる・発言できる人達なのです。この前提を持っていないと、言い方は極めて悪いですが「若葉のプレイヤーさんをベテランサイドが“コンテンツ”として消費している」だけの集団に見えてしまうのです(実際にそういうFCさんが存在しているという噂は、ロドストのコメントを眺めていると少なからず見えています。警鐘として強い語調で綴りました)

「休止メンバーが多いFCには何か怪しいものを感じる」という声を耳にしたことがありますが、恐らくその原因のひとつがコレでしょう。「いつか戻ってくるかもしれないから」と、切るに切れないメンバーさんを多く抱えている…
それが、これまでにしっかりとした付き合いを重ねてきたメンバーさんなのか、それとも付き合いに関わらずただ席を残しているだけのメンバーさんなのか。それは外部からでは分かりません。

残念ながら、このイメージを払拭する為には「FCを体験してもらって判断してもらう」以外に無く、代替わりを経たFCさんなどは特に不利になりがちな、しんどい要素でもある訳です。

そうした暗黙の雰囲気がある中で、新しくやって来たメンバーを囲うことに必死になりすぎると、やはりドツボにハマります。もちろん加入した直後こそ「その人がどんなプレイヤーなのか」をお互いが知ることに全力を尽くすべきですが、誰でも彼でも十把一絡げに「まだアレやってないならやりましょう!」「〇〇やるのなら××しておくとイイですよ」と絡むのは間違いです。

最終的には「同じ目線」「同じ目標」を見るようになってこその組織です

休止メンバーに悩む前に、「既存のメンバーとの接し方に差別化が無いか?」「“こうしたほうが良い”の思想に囚われていないか?」ということを振り返る癖をつけましょう。自然と、今いるメンバーの事を気にかけられるようになり、良い方向へと向かっていくはずです。

人数の問題ではなく、関わり方の質を上げる

ボクがこの記事を通してお伝えしたいことは何となく分かって頂けつつあるかと思いますが、「休止メンバーが多いか少ないか」お互い(管理サイド・加入希望者)にとって重視すべきポイントではない、そして「いま、直接交流出来る」FCメンバーそれぞれの「個」を観察できるプレイヤーさんが増えて欲しい、と思っております。

困ったときはみんな駆けつけてきます。それこそがFCの良さ

…身内自慢になってしまいますが、うちのFCメンバー、特にNOL1期生の皆さんは、各プレイヤーさんの進捗確認や提案の進め方が上手ですw 誰がどのジョブをメインにしているのか、いま何のレベル上げを頑張っているのかをよく見ていて、一緒に活動する時はアドバイスが先行しないようコントロールしてプレイしているのが、FCチャット越しに良く見えてきます。(勿論、僕がこうしてここで書くことで、少なからず意識づくように操作してしまっている部分もあるでしょうが…w)

5.4以降の復帰を明言していないメンバーさんも少なからず当FCにはいらっしゃいますが、だからと言って活気が落ち込んだり、メンバーを増やさないと…といった焦りが生まれたりしないのは、今いるメンバーをお互いが信頼出来ているからだな、と感じているところです。

そうした関わりもさることながら、一方で活気を絶やさないような試みも必要で、うちの取組みの一環として「他団体・他FCとの交流」を目的としたLS運用を行っています。

どんなFCさんであっても、必ず良さがあり、休止メンバーがいて、運営に悩むマスターさんがいるわけですが、LSを併用することで
・「活気のフォロー」
・「自分たちの良さの再認識」

に同時にアプローチが出来ると考え、このような取り組みを行っています。特に「休止メンバー>アクティブメンバー」のFCさんにこそ、他団体との交流を試して頂きたいですね。同じ規模くらいのFCさんに所属しているフレンドさんがいたら、検討してみてはいかがでしょうか?

うちのFCも「お隣さん」たちに助けて頂いております

必ずしも、自分たちのFCが完璧である必要はありません。
適度に人がいて、適度に活気があって、適度に発信がしやすければ、特に何という理由が無くても「まぁ、居心地は良いからね」と、人は自然と居ついてくれるものです。休止しているメンバーさんでさえもそう思ってくれているのであれば、なおの事運営として安定している、と言えるのではないでしょうか。FCメンバーさんも、ただログインするだけで誰かに安心感を与えているんだよ、と。だから休む時はしっかり休んでいいよ、と言ってくれるFCさんを、是非大事にしてほしいなと思います。

終わりに

当サイトでも折に触れてお話ししておりますが、「勧誘活動に力を入れて、FCに人を増やすこと」それだけではプラスは生まれません。未知のものを前にして過度に期待してしまうように、新メンバーが入ったからといってFCがガラリと変わってしまうようなことは早々ありません。メンバーの増員を増やすきっかけが「休止の人が増えたので」だけでは、やはりいずれは限界が来てしまいます。少なくない数でそうしたFCさんを見かけますので、今回の記事を是非頭のどこかに留め置いていただければ幸いでございます。

さて次回は「コミュニティファインダー」を使った勧誘について、運用した感想や考察をあてていきたいと思っております。今回実はうちもコレに悩まされたので…w

引き続きお時間いただきますが、興味のある方は更新をお楽しみに!

それでは!